■こんな巨大ガム、見たことある 〜普通のガムの3億個分〜
平成5年(1993)6月。東京・西新宿に巨大なチューインガムが出現、人々はビックリ仰天しました。
実はこの巨大ガム、ビルを丸ごとチューインガムパッケージで包んだもの。ロッテの「新作ガム」の広告戦略の一環として生み出されたものだったのです。
当時ロッテでは、「ロッテのチャレンジ精神をアピールでき、しかも消費者の心を捉えられる“目立つ”広告はないか」と頭を悩ませていた。
そんな時、「本社ビルがチューインガムの形に似ている」ことに気づき、そこから誕生した斬新で大胆なアイデアが巨大ガムだったのです。
普通のガムの約3億個分にもなるこの巨大ガムは、新都心の高層ビル街や山手線の中からも眺められる大きさと、ライトアップされた夜間の美しさで都民の注目の的に。 さらにテレビやラジオでも盛んに報道され、消費者の心に強く印象づけられることとなりました。