カカオと一口に言ってもそれぞれです。
コーヒーが産地によって味が違うように、カカオにも産地と種類があります。
カカオ豆の種類を見てみましょう。
日本人の舌にもっともなじみが深いのがガーナ産のカカオ豆です。
ガーナではフォラステロと呼ばれる品種のカカオを育てています。フォラステロ種は病気や害虫に強く、収穫量も安定しています。また、風味が安定しているので、チョコレートにした時の味のバランスが良いことが特徴です。
中南米はカカオの発祥の地とも言われており、特徴的な味のカカオが今でも生産されています。
たとえば、ベネズエラ産はナッツのような味わい、エクアドル産は花のような香りなど、さまざまな特徴を持ったカカオが生育しています。
その特徴的な味を生かして、チョコレートを作るときの味の特徴づけに使われます。