ロッテが初めて発売したチョコレート「ガーナミルク」。
まだ誰も知らなかった、「ガーナミルク」を皆に知ってもらう為に行った、ユニークな宣伝作戦とは?
都内に若い女性のバック部隊登場!
「若い女性が、みんな、同じ紙袋を持っているぞ」
1964年2月、ガーナミルク新発売の年。
東京の繁華街や駅にいた人々は、突如現れた若い女性たちの集団に驚きました。
彼女たちの正体は、アルバイトの女子大生。真っ赤なガーナミルクのパッケージが書かれた手提げ袋を手にした大勢の女子大生の集団が、一週間にわたって東京都内を練り歩き、ロッテの新しいチョコレートの発売を印象づけました。
この奇抜なプロモーションは、週刊誌などにも取り上げられるなど、大きな話題を呼びました。
20万人に製品サンプルをプレゼント!
「美味しさを知ってもらえれば、きっとまた買ってもらえる」との信念から、首都圏20万人の若い女性にガーナミルクをプレゼントするというユニークな活動を行いました。
ロッテ歌のアルバムキャンペーン
ロッテ提供の人気の歌番組「ロッテ歌のアルバム」では、ガーナミルクの包装紙を送ってくれた方を抽選で、公開番組にご招待するというキャンペーンを展開しました。
多くの人気タレントや、アイドルが出演していた「ロッテ歌のアルバム」効果で、全国からたくさんの包装紙が送られてきました。
ハリウッドスターも工場見学
アルペンホルンの「プッププ~」の音色が印象的な5秒CMを、1週間に500本も放映。
テレビをつけると日に何回もガーナミルクのCMを目にするという、圧倒的なTVCM放映作戦を展開しました。
またヨーロッパやハリウッドの人気映画俳優を工場見学に招待するなどの大胆な企画を通じて、ガーナミルクの存在を広く知って頂くことが出来ました。