基本的な考え方
ロッテでは、2018年に「調達方針」を制定し、高い倫理観に根ざした公正・透明な取引に取り組んでいます。また、お客様に高品質な製品・サービスを安定的にお届けするためには、安全・安心の確保はもとより環境や社会にも配慮した持続可能な原材料の調達が重要だと考えています。
これを実現するため、お取引先や業界内外のステークホルダーと連携して、サプライチェーン全体で持続可能な調達活動を推進しています。
調達方針
私たちは、企業理念に基づき、安全で安心できる高品質の製品・サービスを提供するために、高い倫理観に根ざした公正・公平で透明性のある取引を実施し、お取引先とのパートナーシップのもと、社会的責任を果たす調達活動を推進します。
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コンプライアンスを遵守します。
私たちは、関係各国の社会規範や関連する法令を尊重・遵守し、公正で透明性のある調達活動を行います。
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高い品質と安全性を確保します。
私たちは、お客様に信頼され、安心していただけるよう、高い品質と安全性を確保した調達活動を行います。
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お取引先の公正・公平な評価と選定を行います。
私たちは、お取引先に対し、常に公正・公平な参入機会を提供し、品質・コスト・納期の他、安定供給、技術力、経営安定性などの総合評価を行い、公正・公平に選定します。
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人権や労働環境に配慮します。
私たちは、人権を尊重し、サプライチェーンの人権侵害に加担することなく、労働環境に配慮した調達活動を推進します。
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環境問題に配慮します。
私たちは、地球環境に及ぼす影響を把握し、環境に配慮した調達活動を推進します。
ステークホルダーとの連携
ロッテでは、ステークホルダーであるお取引先や業界各社とともに、持続可能な調達活動に取り組んでいます。社内の担当者への教育をはじめ、原材料サプライヤー等の主要なお取引先に対してロッテの「調達方針」の説明を行い、持続可能な調達活動の必要性を理解いただくように啓発・支援を行っていきます。また、持続可能な調達活動を業界全体で推進するため、日本TCGF※に参加しています。
※日本TCGFは、消費財流通業界の企業が主体となり、日本国内での非競争分野における共通課題の解決に向けて、製・配・販の協働取り組みを行う組織です。
カカオの持続可能な調達の取り組み
ロッテでは、カカオ農家の支援を通してサステナビリティへ貢献する国際的なNPO法人「世界カカオ財団」に加盟しています。また、カカオの主要な生産国であり、ロッテガーナミルクチョコレートの名前の由来でもあるガーナ共和国に対して「ジョイセフ」と「国連WFP」を通じて支援活動を行っています。
※世界カカオ財団(World Cocoa Foundation)は、カカオ農家の支援を目的として2000年にアメリカで設立されたNPO法人です。赤道直下のカカオ栽培地域にて、カカオ農家の技術支援や、過酷な児童労働のない社会の実現を目指した活動に取り組んでいます。

※ジョイセフは、女性のいのちと健康を守るために活動している1968年に日本で設立された国際協力NGOです。ロッテはジョイセフを通じて、2008年からガーナ共和国への再生自転車の寄贈を支援しています。診療所が不足している現地の村に届けられた再生自転車は、保健推進員や助産師が利用し家庭訪問による健康教育などに用いられています。

※国連WFP(国際連合世界食糧計画WFP協会)は、飢餓のない世界を目指して活動する国連の食糧支援機関で、活動の柱の一つとなっているのが「学校給食プログラム」です。ロッテは学校給食を届けるためのキャンペーンである「レッドカップキャンペーン」に参加し、国連WFPがガーナ共和国で行う、学校給食プログラムを支援しています。
