
代表取締役社長 牛膓 栄一
ESGへの取り組みを加速させ、
持続可能な社会の実現に貢献します。
昨今、様々な社会課題が地球規模で顕在化し、国連において持続可能な開発目標(SDGs)が採択されるなど、地球上のすべての人を対象として課題解決に向けた取り組みに注目が集まっています。それは政府や市民社会のみならず私たち企業においても重要な課題であると認識しております。特に、日本では2015年に年金積立金管理運用独立法人(GPIF)が国連の責任投資原則(PRI)に署名したことでESG(環境・社会・企業統治)が企業評価の指標として脚光を浴びるようになってきました。私たちロッテもグローバルに事業を展開する企業として、社会課題の解決に貢献すべくESGへの取り組みをスタートさせております。
ロッテは、2018年に創業70周年を迎えました。創業以来、「ユーザーオリエンテッド(お客様第一)」「オリジナリティ(独創性)」「クオリティ(最上の品質)」という3つのロッテバリューを全ての企業活動の基本とし、これまでにないやり方で新しい価値を生み出し、社会に貢献してきました。一例を挙げると1997年発売のキシリトールガムは、それまでの常識を覆し、ガムで歯を丈夫で健康に保つという新たな価値を提供することで、「虫歯のない社会へ」という社会課題の解決に貢献してまいりました。このように、私たちロッテ70年の歴史は、経済価値と同時に社会価値を産み出すCSV(共通価値の創造)への挑戦であったと言っても過言ではありません。それを今では「ロッテノベーション」を合言葉とし、新たなイノベーション(革新)にチャレンジしています。今後も製品・サービスはもちろん、あらゆる企業活動を通してロッテらしい価値を創造し、ESGへの取り組みを加速してまいります。
そのために、まずは私たちロッテが取り組むべき課題を整理し、それらに対して目標を設定していきます。さらに、情報発信やステークホルダーの皆様との協力を強化し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
是非、これからの私たちロッテの取り組みにご注目いただき、忌憚のないご意見をいただければ幸いです。