小梅ストーリー

小梅ヒストリー

梅の味

初代商品

キャンディといえば甘いもの。その常識を打ち破り、すっぱい梅をキャンディにしました。
小梅が発売される1974年以前、すでにロッテは「梅」商品を作っていました(現在でも販売されている「梅ガム」)。ガムに続き、キャンディをすっぱくすることは簡単ではありませんでした。甘くして味を調えたほうがよいのではないかという意見もありましたが、それでも追求し続けた小梅のコンセプトは「すっぱさへの驚き」。

キャンディの開発にあたっては、梅エキス入りハードキャンディに梅肉の凍結乾燥パウダーをコーティング。味が強烈な分、一粒の大きさは直径15mmと小粒にし、女性が口に含んでもほっぺたがふくらまないようにしました。

3層構造

味を長く楽しみたいという声に応えて、1978年から直径23mmの大玉2個を入れるようにしています。また1981年度から小梅ちゃんがパッケージにも登場するようになりました。

品質面では、1995年から大玉の中に梅肉ペーストを入れてフレッシュな味わいに。2003年には小玉にもペーストを入れるようになり、なめ始めのパウダーの酸味と塩味、キャンディの甘ずっぱさ、ペーストの果実感の3層構造で味の変化が楽しめるようになりました。大玉サイズにパウダーをつけると酸味が強くなりすぎるため、大玉にはパウダーコーティングをせずに仕上げています。

変わらないことの美学

「小梅ちゃーん!」。大正ロマンを思わせるアニメーションと童謡風の歌、最後に女の子の名前を呼ぶ男性の声。
小梅ちゃんがこの世に初めて登場したのは1974年の梅の季節。初代CM「梅の咲く頃」です。

①「初恋の甘ずっぱさ」という商品イメージそのままの可憐な少女、②吹き出しの「す」、③最終カットの「小梅ちゃーん」という呼びかけ。これら3つの特徴は、最初のCMから「変わらないことの美学」を持ち、受け継いでいます。

世代を超えて共感

お母さんがよく食べていた。おばあちゃんの家にあった。子供の頃、初めてなめて甘ずっぱさに驚いた。そんな懐かしい記憶とともに想起されるキャンディ。「小梅」は“初恋”と梅の甘ずっぱさをかけあわせたブランドを変わらず受け継いできました。

時代にあわせて、小梅ちゃんの雰囲気も変化していますが、清楚さや一途な表情は守り続けています。
近年はソフトキャンディ、グミ、タブレットを展開し、商品バリエーションを増やしています。これからも「小梅」を通じて、甘ずっぱい世界観を貫いていきます。

出典:『LOTTE BRAND HISTORY「お口の恋人」70年の歩み』

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